みなさん!こんにちは!
診療所勤務のSとAです。
私たちは今まで診療所のお仕事の話や実習生の心得についてのコラムを
担当させていただきましたが今回も診療所ならではのテーマです!!
"患者さんによく聞かれる質問"をテーマとしてお送りします!
診療所のお仕事内容のコラムにもありましたが私たちはほぼ一日中
クリーニングに来られる患者さんの担当をしています。
熱心な患者さんは事前に質問する内容を準備されていたり、思いもよらぬ角度からの
質問があったりと私たちも返答に困ることがありますがとてもお話が面白い方がたくさん来られます。今回はその中での患者さんとのよくある会話をいくつかご紹介します。
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患者さんA (50代♂)
「歯ブラシってどのくらいで交換したらええの?やっぱり朝昼晩と磨いたほうがええんかな?」
歯科衛生士S
「歯ブラシは約1か月で交換してくださいね!使っているうちに毛先のコシがなくなってきたり、毛先が広がってきてうまく歯垢をからめ取れなくなります。毛先が広がっていなくても毎日歯垢というばい菌のかたまりを取っている訳ですから衛生面を考えて1か月で交換しましょう。ブラッシングのタイミングは何か食べた後には磨いてもらうのが理想ですが、生活習慣やお仕事など難しい場合も多いと思います。何回も磨くのが難しい場合でも1日1回は時間をかけて磨いていただければ大丈夫ですよ。」
このように日常でのセルフケアや、テレビや広告などで見たり聞いたりする事について質問をよく受けます。勉強し知識を増やす事も大切ですが、セルフケアのアイテムなどは実際に自分も使って体験すると、患者さんにも分かりやすく説明ができます!
患者さんC (50代♀)「ドラッグストアで売ってる歯ブラシと歯医者に売ってる歯ブラシって何が違うの?歯医者で買うほうが高価なイメージやけど特別に何か工夫されてるのかな?」
歯科衛生士S
「歯ブラシの大きさ、形、毛先の特徴など歯科医師や歯科衛生士が使いやすいと認めたものを置いています。そしてそのプロがみなさんのお口にぴったり合ったものを、お薬を処方するように選んでお渡しできることがポイントです。」
患者さんD(70代♂) 「電動歯ブラシってどうなん?使った方がいいの?」
歯科衛生士A
「必ずしも電動歯ブラシを使った方がいいというわけではありません。普通の歯ブラシでも汚れは十分落とせます。どうしても歯ブラシが上手く動かせない方や、プラスαで電動歯ブラシ特有の効果を期待される方にはオススメしています。種類によって特性、磨き方は異なるので確認してから使うことが大切です。」
患者さんE(60代♂) 「歯ぐきから血が出ることがあるけど歯周病なの?歯周病になるとどうなるの?」
歯科衛生士S
「歯周病だけでなく、歯ブラシで歯肉に傷をつけてしまった場合などにも出ることがあります。傷つけた場合は痛みがあることが多いですが、歯周病の場合は痛みがないことがほとんどです。歯周病になると歯肉に炎症が起き出血や赤く腫れる症状が出ます。そのまま放置しておくと、骨にまで歯周病菌が感染してしまい、歯を支えている骨が溶けるため歯が抜けてしまう病気です。」
歯科衛生士の回答は患者さんの口腔内の状態やモチベーション、年齢、理解度によっても回答の内容が少し変わってきます。理解度が高い方には少し専門的な内容加えてお伝えしたり、モチベーションが低い方には興味をもってもらえるよう身近な例えを使ってお伝えします。基本的な内容は同じでも歯科衛生士によっても説明の仕方は様々なので実習先の歯科衛生士さんの話は聞き逃さないように要チェックです!