皆さん、こんにちは!
研究開発部歯科衛生士のNです。
研究開発部では、製品の有効性データを取ったり、質問紙調査した後には、データ集計のため、Excel(エクセル)をよく使います。
勤務されている歯科衛生士さんも、職場で患者さんの情報を入力してエクセルで管理したり、学生さんも、学校の授業や卒業研究で質問紙調査などをして、データ集計される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
エクセルでは、データ入力はもちろん、集計してグラフを作ったり、
便利な計算もすることができ、データ集計にぴったりなんです!
私も毎日のように使っているのですが、今日はアンケート集計に知っておくと便利な計算式、「エクセル関数」についていくつかご紹介いたします★
基本の操作は全て同じで、①関数名の入力、②必要なデータや条件の入力が必要になります。
<基本の操作>
①関数名の入力:値を出力したいセルを選択し、「=関数名( )」を入力します。
②必要なデータ・条件の入力:関数名の後の( )内側にカーソルを合わせ、平均値を取りたいデータの選択、または必要な条件を入力します。
最後にEnterキーを押して完成!です。
それでは、便利な関数名を見ていきましょう!
1. データの合計値を知りたい時は・・・「SUM」
①値を出したいセルに「=SUM( )」を入力
②( )の中にカーソルを合わせて、合計したいデータを全て選択して完成です。
※「=セル1+セル2+セル3・・・」のように、合計したいセルを順番に足し算してももちろん問題ありません。
2.データの平均値をとるには・・・「AVERAGE」
例えば、質問紙調査を行った方の平均年齢を知りたい時などに使用できます。
①値を出したいセルに「=AVERAGE( )」を入力
②( )の中にカーソルを合わせて、平均値を取りたいデータを全て選択して、Enterを押すと完成です。
3.入力した数値の個数を数えるには・・・「COUNT」
データの中で、数値を入力しているデータの個数を示してくれるのが、この関数です。
数値データを入力していれば、回答者数なども知ることができます。
①値を出したいセルに「= COUNT ( )」を入力
②( )の中にカーソルを合わせ、見たいデータの範囲を選択して、Enterを押すと完成です。
4.特定の数値の個数を数えるには・・・「IFCOUNT」
アンケート集計では、性別や喫煙歴など、数値以外で尋ねる質問も出てきます。
その場合は、男性の場合→1/女性の場合→2、喫煙している場合→1/喫煙していない場合→2・・・
といったように、あらかじめ対応する数字を決め、数値に変換して入力しておくと集計がとてもスムーズです。
男性/女性、喫煙者/非喫煙者のそれぞれの数を知りたい時に、この関数が役立ちます。
例えば、男性(1)の数を知りたい場合は・・・
①値を出したいセルに「= COUNTIF ( )」を入力
②( )の中にカーソルを合わせ、(性別を入力しているセルを全て選択,1) を入力し、Enterを押すと完成です。
※3.のCOUNT関数で性別を入力しているセルを全て選択すると、「回答者数」が分かります。
4.COUNTIF関数で出した「男性の人数」と組み合わせて、
男性の人数/回答者数 ×100 をすると、男性の割合を知ることもできますね!
この4つをまず使いこなして頂くと、簡単なアンケート集計ができると思います!
以上、知っておくと便利なエクセル関数をご紹介しました★