みなさん！こんにちは。
診療所歯科衛生士のUです。
今回はインプラントのメインテナンスがテーマです。
最近は、インプラントを入れている患者さんも多いですよね。
インプラントを入れた歯科医院でメインテナンスを行うのが理想ですが、中には他院で入れたインプラントのメインテナンスを行うことも増えてきているのではないでしょうか。
当院ではインプラント治療をこれから始める方、または既にインプラントが入っている方には必ずお伝えするポイントがあります。
それは、インプラントを入れて嚙めるようになったら治療が成功ではなく、その後のインプラントを健康な状態に保ってこそ成功といえる、ということです。
そのためには継続的なメインテナンスとセルフケアがとっても重要です！とメインテナンスの最初にお伝えしています。
当たり前のことですが、最初にきちんとお伝えしておくことで、その後のモチベーションに繋がりますね！
ではなぜ継続的なメインテナンスが重要なのでしょうか。
みなさんご存じかと思いますが今一度確認してみましょう。
インプラントはう蝕にはなりませんが、歯周病にはなりますよね。
インプラント周囲粘膜に炎症が起きた状態をインプラント周囲粘膜炎といいます。
この時点では大抵の患者さんは自覚症状がなく気づきません。
粘膜炎が進行し炎症が周囲の骨にまで及んだ状態をインプラント周囲炎といいます。
インプラント周囲炎まで進行してしまうと外科的な処置が必要であったり、最悪の場合インプラント体を撤去しなくてはならなくなったり、また自然脱落してしまうこともあります。
インプラント周囲炎の一歩手前、インプラント周囲粘膜炎の時点で歯科衛生士が発見し介入することで進行を防ぐことができると言われています。少しの炎症を見逃さないためにも、継続的なメインテナンスは重要といえますよね。
またインプラント周囲粘膜炎の主な原因は細菌性プラークといわれています。インプラント周囲粘膜炎の予防または改善に導くには、言わずもがなプラークを取り除くセルフケアが重要といえますね。
では続いてそのセルフケアについてです。
他の歯科医院ではどのように指導しているのかな、、、気になりますよね。
当院がインプラント患者さんへ指導するセルフケアアイテムは主に2つあります。
まず1つ目はタフトブラシです。
当院でおススメしているのは、バトラーシングルタフト＃01Fです。指導する際のポイントとしては軽く毛先を広げて動かすことです。そうすることでインプラント周囲溝へのプラーク除去効果も高まります。また先端がフラットになっているため、歯肉への当たりも優しくインプラント周囲の歯肉には適しています。
2つ目は歯間ブラシです。
インプラントは歯頸部がきゅっとくびれているので、歯間清掃は特に難しいですよね。
当院でおススメしているのは、ガム・プロズ 歯間ブラシ バレルカットです。
こちらは以前のコラムでも紹介していますので是非チェックしてみてください。
この歯間ブラシは中央部分の毛丈が長いので、歯頸部にもフィットしやすく、インプラント患者さんはもちろん歯周病患者さんへもおすすめです。
商品情報はこちら↓
ガム・プロズ 歯間ブラシ バレルカット S(3) | 商品情報 | クラブサンスタープロ (club-sunstar-pro.jp)
コラムはこちら↓
新発売！バレルカットの歯間ブラシをご紹介！ | 歯科衛生士コラム | お役立ち情報 | クラブサンスタープロ (club-sunstar-pro.jp)
みなさんはどのようなアイテムをインプラント患者さんに指導していますか。アイテムを変えたり、一つ付け加えるだけで劇的にプラークコントロールが良くなる患者さんもいますよね。その中で今回紹介したアイテムも一つの選択肢になれば嬉しいです。
今回はインプラントのメインテナンスについてでしたが、改めて歯科衛生士の役割は大きいですね。
インプラント治療を受けられた患者さんの、その後の口腔状態をよりよい状態で維持できるよう、私たち歯科衛生士がしっかりサポートしていきましょう！
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