皆さんこんにちは。営業部のBです!
今回は「糖尿病患者さんの食事と口腔の管理」についてです。
糖尿病患者さんにとって食事を口から食べることがとても重要であるということは皆さんご存知でしょうか?
これから、
① 糖尿病患者さんにおける経口摂取の重要性
② 経口摂取のための口腔の管理
の2つについて見ていきましょう!
① 糖尿病患者さんにおける経口摂取の重要性
糖尿病患者さんにとって口から食べることは、QOLの維持に加えて
血糖値を正常にコントロールする上でも重要なのです。
食事を経口摂取した際に重要な役割を担うのが、インクレチンと呼ばれる消化管ホルモンです。
ゆっくりよく噛んで食事を摂ることで分泌されるインクレチンは、
膵臓に働きかけてインスリンの分泌を助けたり、満腹感が促され食べすぎを防いだりする効果がある、と示されています。
【インクレチンの働き】
さらに、近年、お米などの炭水化物の前に魚料理や肉料理を食べるとインクレチンがよりたくさん分泌されることもわかり、野菜を先に食べるベジファーストと共に糖尿病の発症や重症化を予防する上で注目されています。
糖尿病患者さんに食事指導を行う際には、食べる内容や量だけでなく
・ゆっくりよく噛んで食事を摂ること
・炭水化物より先に、魚・肉・野菜から食べ始めること
もポイントにしてみてください!
② 経口摂取のための口腔の管理
糖尿病患者さんが食事を経口摂取するためには、口腔の管理が重要です。
糖尿病患者さんがQOLのため美味しく食事を摂ること、そして血糖コントロールのために重要な経口摂取を維持することを目的に、歯科に定期的に通院していただきプロフェッショナルケアを行っていきたいですね。
糖尿病患者さんの口腔内の特徴や研究報告をご紹介します。
いかがでしたか?
糖尿病患者さんの血糖値をコントロールする上でも経口摂取は重要であり、
そのために口腔の管理が極めて大きな意味を持つのです。
今回の内容が、患者さんの健康的な生活をサポートするためのお役に立てれば幸いです。