皆さんこんにちは!営業部のWです!
今回は、「オーラルケアの疑問」についてのコラムです。
皆さんは職場や実習先で患者さんから質問を受けた際に、よく聞かれる内容でも
「どう答えたらいいのかな…?」「どんな説明をしたら伝わるかな…?」と思ったことはありませんか?
ここでは、専門用語を使わずに患者さんの疑問にお答えする際の例を3つご紹介いたします!
Q1.ブラッシングをするときの強さはどれくらいがいいですか?
A.毛先が広がらない程度の力(150~200g)を目安にします。1~2週間でブラシが広がる人は、ブラシの圧が強すぎるのかもしれません。圧が強いと、歯ぐきを傷つけたり、歯を削ったりしてしまいます。さらに歯ぐきが下がり歯の根っこの部分が露出すると、冷たいものがしみたりする知覚過敏の症状が現れることがあります。
◎毛先が広がったハブラシは清掃効率が落ちてしまうので、1ヶ月に1本交換が目安であることも併せてお伝えしましょう!
Q2.前歯の裏側をみがいているのに、みがけていないと言われます。
A.みがいているつもりでも下の写真のようにハブラシが当たっていないかもしれません。
↑ハブラシを横向きに入れると、歯と歯の間まで毛先をいれることが難しくなります。
↑ハブラシを正面から入れても、毛先が歯の頭しかみがけていない可能性があります。
よって、ハブラシを下の写真のように当て、やさしい力で小刻みに動かしてみがきましょう。
※黄色の丸部分がハブラシ使用箇所
◎患者さんが理解しやすいように、模型や写真を活用したり、鏡を見てもらったりすることも必要ですね!
Q3.少し顔を出した親知らずがみがきにくいです。
A.生えかけの歯は他の歯と比べて高さが違うため、
毛の束が1束だけのタフトブラシを使うとみがきやすくなります。
歯並びが悪い部位や、孤立している歯にも効果的です。
いかがでしたか?
少しでも皆さんが患者さんとコミュニケーションをとる際の
お役に立てますと幸いです。
参考文献:「お口のお手入れのほん お口を清潔の維持するために」