2024/01/18

秘密に迫る!【ハブラシのかたさ】

  

皆さんこんにちは!営業部のFです!

2024年最初のコラムは、「ハブラシのかたさ」についてです。

毎日使っている皆さんにとって身近な存在である「ハブラシ」ですが、

ハブラシには「やわらかめ」「ふつう」「かため」のように、異なる「かたさ」がありますよね!

「かたさ」は、法律上決まった表記(家庭用品品質表示法)がありますが、

同じかたさに分類されているハブラシでも、使用感が異なるように感じることはありませんか?

今回はこの「かたさ」に注目し、何によって違いが出てくるのか見ていきましょう!

  

1.かたさの測定

まずはハブラシのかたさはどうやって測定しているのでしょうか。

ハブラシのかたさは、「日本産業規格(JIS)」によって定められた方法、基準を基に

メーカーごとに計測し、かたさを定められています。


サンスターにおいても、「日本産業規格(JIS)」に基づき、下記のように測定しています。


①毛の長さを7.00±0.15㎜の長さで水平に切りそろえる

②圧縮試験機を用いて、一定の速度で荷重を加えた時の毛のかたさを測定する

上記のように計測することでハブラシのかたさを算出していますが、

すべてのハブラシをこのように同じ長さに切りそろえて測定しているため、実際の使用感とは

異なる場合があります。

では、同じかたさ表記のハブラシを使用しても使用感が異なるように感じる理由を見ていきましょう。

2.様々なかたさに関する要素


1)毛先加工

テーパード加工(先端を丸く先細にしたもの)では、毛先が細いやわらかく感じます。

  

テーパード加工のハブラシには、「バトラー ハブラシ #200」や、

ヘッドの大きさ違いの「バトラー ハブラシ #211」などがあります。

サンスターでは、 より歯肉にやさしく当たるように加工した、「先端3本毛」を採用した、 

「ガム・プロズ デンタルブラシ #3C / #4WR」などもあります。

  

2)毛の長さ

 毛が長いやわらかく感じ、短いかたく感じます。

  

3)毛の太さ

 毛が細いやわらかく感じ、太いかたく感じます。

  

実際にバトラー ハブラシ #025NEOのMとSを200倍の倍率で拡大し、比較してみると、

このような違いがあります!

  バトラー ハブラシ #025NEO(M)   200倍画像

  バトラー ハブラシ #025NEO(S) 200倍画像

4)毛の材

ナイロン吸水性が大きくしなやかで歯になじむような使用感で、

飽和ポリエステル樹脂(PBT)吸水性が小さく水をはじくような性質があるため

パリっとしたような使用感です。

サンスターでは、ナイロン毛のハブラシが多くラインアップされていますが、

飽和ポリエステル樹脂のハブラシは、

「ガム・プロズ デンタルブラシ RSシリーズ」「ガム・プロズ デンタルブラシ R-3シリーズ」などがあります。

  

他にも、毛束の配置毛束の太さなどによって使用感に違いが出てくるようです。

いかがでしたか?今まで感じていた、「ハブラシのかたさ」に関する疑問は解決されましたでしょうか!

ハブラシを患者さんにおすすめする際には、「かたさ」表記を参考にするだけでなく、

ぜひご自身で試してみてから、ご紹介してみてください!

サンスターのハブラシはクラブサンスタープロの商品ページで、

「用途」「毛のかたさ」「毛切形状」「毛先の種類」などによって探せるようになっています!

ぜひご覧ください♪


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