皆さんこんにちは!営業部のXです♪
もう9月ですが、まだまだ残暑厳しい日々が続いていますね・・・💦
突然ですが皆さんの中には、日々の診療の中で、
「患者さんに定期受診を促すのが難しい」
「セルフケア用品を定着させるのに苦労している」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような定期受診やセルフケア用品の定着は、OHIの中でも難しいと感じる方も多く、
歯科衛生士の腕の見せどころ、なのかもしれません。
その第一歩として、まずはいつも来院されている患者さんの特性や毎日のオーラルケア状況を知る事から始めてみてはいかがでしょうか。
その中でも、今回は以下の3点を確認していきましょう!
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●ブラッシングの頻度
●歯間清掃具の使用状況
●洗口液の使用状況
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●ブラッシングの頻度
まずは、ブラッシング。患者さんが歯をみがく頻度についてご紹介します。
こちらは、昭和44年から令和4年までのハブラシの使用頻度の推移を表しています。
▲歯ブラシの使用状況の推移
(昭和 44 年(1969 年)〜令和4年(2022 年))、 総数(1歳以上)
出典:令和4年歯科疾患実態調査
全体的に見ると、「毎日みがく者」が「みがかない者」「ときどきみがく者」に比べ、圧倒的に多くなっています。
「毎日みがく者」の中でも、近年では「2回」「3回以上」みがいている方が、右肩上がりで増加していることが分かりますね。
数値で見ていくと、1 歳以上の者では、「毎日歯をみがく者」の割合は令和4年度 97.4%で、「毎日2回以上歯をみがく者」の割合は79.2%だったようです。
単純に考えると、来院される患者さんのほとんどが毎日歯をみがいており、約8割の方が2回以上歯をみがいているということになりそうです。
皆さんの体感と似たような数値だったでしょうか!?
●歯間清掃具の使用状況
続いて、歯間清掃具の使用状況です。
歯間清掃は、フロスや歯間ブラシともに、定着と継続が難しいアイテムの1つですね。
こちらは、男女・年齢別で歯間清掃をしている者の割合を表したものです。
▲デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の清掃している者の割合、性・年齢 階級別
出典:令和4年歯科疾患実態調査
全体では、50.9%が歯間清掃を行っているという結果でした。
来院される患者さんのうち、約半数が歯間清掃を実施しているようです。
男女別に見ると、ほぼすべての年代で女性の方が歯間部清掃を実施している方が多いということも、新たな発見でしょうか。性格やオーラルケアの意識の違いでも、数値に差が出てきやすいアイテムかもしれません。
●洗口液の使用状況
次に、洗口液の使用状況です。
洗口液については、日本ではまだまだ普及が進んでいないアイテムの一つです。
これまでは歯科疾患実態調査で国内のデータを見てきましたが、洗口液はサンスターが世界15か国で実施したアンケート調査を見てみましょう。
<調査概要>
調査内容: オーラルヘルス意識・行動に関する調査
対象国:アジア、ヨーロッパ、北米、南米の15カ国
(日本、中国、タイ、シンガポール、インドネシア、イギリス、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、オランダ、アメリカ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン)
対象者:18歳~65歳の男女 各国1,000人以上(各国にて男女同数、計15,000人以上)
調査日:2021年4月
方法:インターネット調査
詳細:https://www.sunstar.com/jp/newsroom/20211108
調査対象国の中でも、日本の洗口液の使用率は低いことがうかがえますね・・・!
時々は使っても、毎日習慣化して使用している患者さんも多くはないではないかと思います。
洗口液の使用タイミングは、就寝前や帰宅時など様々です。
いつどのタイミングで使用するのか提示するとともに、逆に患者さんから提案してもらうことでコミュニケーションの1つにもなりますね。新たな使用方法が見つかるかもしれません・・・!
また、最後に、最新の歯科健診の受診率ですが、以下のようになっています。
▲歯科検診を受診している者の割合、性・年齢階級別
出典:令和4年歯科疾患実態調査
この 1 年間に歯科検診を受けましたかという質問に「受けた」と答えた者の割合は、全体で 58.0%となっています。
特に、男性では 30 歳から 50 歳未満の年齢階級において、歯科検診を受診している者が低い傾向にあるようですね。この世代へのアプローチも大切なのかもしれません・・・!
いかがでしたか?
患者さんの特性を知るきっかけになればと思います!
是非、お役立てください♪