皆さんこんにちは🌸
寒さと暖かさが入り混じる毎日ですが、体調など崩されてはいませんか。
今年に入り、歯周病をテーマに取り上げてきましたが、
今回は歯周病の原因となる“歯周病菌”について解説したいと思います。
歯周病と細菌について
歯周病は、菌のかたまりである歯周プラーク(歯垢)中の歯周病菌がハグキに炎症を起こし、
徐々に周りの組織を破壊していく“細菌感染症”です。
こちらの図は「ソクランスキーのピラミッド」といい、
歯周病原性の高い順に歯周病菌を上から模式化したものです。
サンスター 「ガム・プロズ デンタルペースト Haguki Lab.カタログ」より引用
歯周病の原因となる病原性の高い細菌として、
ソクランスキーのピラミッドの頂点に、Red (3種)と称されるP.g.菌があります。
歯周病菌の増殖原因となる黒幕の存在
近年の歯周医学の進展により、歯周病の原因となる歯周病菌は、
複数のお口の細菌と形成した歯周プラーク中で病原性を強めることが分かってきました。
すなわち、歯周病菌は単独で存在するよりも、さまざまな細菌と共存しているほうが歯を支える歯周組織への炎症を強めることが判明したのです。
歯周病菌には、歯周病を悪化させる菌(P.g.菌)以外にも、それらを増殖させる菌として、
F.n.菌の存在が明らかになりました!
歯周病予防には歯周病菌の殺菌だけでなく、
歯周病菌の増殖原因となる菌F.n.菌まで抑えることが重要です。
次回のコラムでは、F.n.菌に注目した歯周病予防の商品をご紹介します!
お楽しみに★