糖尿病のある人の口腔機能管理- 糖尿病取組ガイド-3 -

治療・メンテナンス

  • 治療期
    → 早期の消炎処置

    【HbA1cが7%以上の場合】

    とくに早期の消炎に留意。広範囲・強い炎症に対しては、局所抗菌薬の併⽤など侵襲の少ない⽅法で速やかに消炎をはかる。

  • ⻭周安定期治療(SPT)期
    → 短い間隔でのリコールを推奨(2ヶ⽉〜)

  • メンテナンス期
    → 再発予防

口腔衛生指導(OHI)
治療期~メンテナンス期共通

 患者との⼝腔状態の共有

  • ふだんの⻭みがきや⻭間清掃のしかた、頻度のヒアリング

  • ⻭周検査、プラークの染出の情報と⼀般情報でリスクを共有

奥⻭は最も⻭の喪失リスクが⾼く⾷⽣活にも影響を与える部位。

 ⼝腔状態に応じたプラークコントロール⼿技の指導

⼝腔状態に合わせたハブラシ選び、ブラッシング⼿技、⻭間清掃具の使い⽅を実習してもらうことが効果的。

 ⼝腔と紐づけた⾷習慣のヒアリングとアドバイス

CHECK! なんでもよく噛んで⾷べられるか、⾷べにくい⾷品がないか

噛める⼝腔状態であるか確認し、治療管理計画へ反映。⾷物繊維の多い野菜をゆっくりよく噛んで⾷べるよう指導。

CHECK! ⽢い間⾷、だらだら⾷べの習慣

⾎糖値を上げるだけでなく、う蝕のリスクにもなることを指導。