歯ッピースマイルクラブ

特集
歯周病患者さんへのOHI
質の高いセルフケアを目指して
【2022年・春】

サンスター予防商品プランニングBIRステップ

歯周病予防には、それぞれの患者さんの口腔内や全身状態、生活習慣、性格に合ったOHI(口腔衛生指導)が必要です。本ページでは、明日からの診療に役立つ歯周病患者さんへのOHIのポイントを、サンスターがおすすめする予防の3ステップ「B・I・R」に沿ってご紹介します!

ハブラシだけでは、歯間部プラーク(歯垢)は約60%程度しか除去できません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、約79~85%にまで除去率がUPします。また、仕上げにはお口の隅々までいきわたる液体製剤の使用がおすすめです。このような予防歯科の最終形である3つのステップをサンスターではB・I・Rと呼んでいます。

歯間清掃具による歯間部のプラーク(歯垢)除去効果

Brushing(ブラッシング)

ハブラシでプラーク(歯垢)をとりのぞく

ハブラシはかたさや毛丈だけでなく、毛先の加工によっても使用感がまるで違います。歯肉の炎症状態に合った毛先を選択し、効果的なブラッシングを目指しましょう。

ハブラシの毛先の種類を教えて!

歯周病患者さんへ
\おすすめの毛先加工/

サンスター財団附属
千里歯科診療所
歯科衛生士
・先端3本毛は、毛のコシを保ちつつ、歯肉への当たりがやさしい、特徴的なハブラシです
・歯周病の患者さんに一番おすすめしている毛先加工です!

Interdental Cleaning(歯間清掃)

ハブラシでは届きにくい歯間のプラーク(歯垢)を効率よくとりのぞく

歯間ブラシやデンタルフロスは使い方を間違えると、歯や歯肉を傷つけてしまうことも…。今回は正しく効果的に歯間ブラシを指導する際のポイントをご紹介します。

歯間ブラシの指導ポイントは?

サンスター財団附属
千里歯科診療所
歯科衛生士
上顎は歯間ブラシの先端をやや下向きに、下顎は歯間ブラシの先端をやや上向きに、と指導しています。

より効果的な歯間ケアにするための工夫は?

粘性がある液状ハミガキを歯間ブラシ等の補助剤として使う場面もあります

サンスター財団附属
千里歯科診療所
歯科衛生士
歯間部に薬用成分がいきわたるので、隣接面のう蝕予防などにもおすすめです。爽快感も得られ、患者さんにも満足していただけます。

Rinsing(洗口)

歯みがきの仕上げに口腔内をすみずみまであらい流す

口腔内のすみずみまで薬用成分がいきわたる液体製剤の使用をおすすめします。積極的に歯肉をケアしたい患者さんの場合、殺菌剤配合の液体製剤が効果的。

患者さんへの効率的な指導方法は?

※サンスター調べ

サンスター財団附属
千里歯科診療所
歯科衛生士
就寝中に原因菌が繁殖しやすいので、就寝前に使用するのが効果的と指導しています!

殺菌剤の種類と特徴を知りたい!

塩化セチルピリジニウム(CPC) クロルヘキシジン(CHX) イソプロピルメチルフェノール(IPMP) 精油(チモール、I-メントール、サリチル酸メチル 等)
うがい薬やトローチなどにも使用されている アナフィラキシーショックのリスクがあるため日本では口腔以外の粘膜への使用は禁忌 低刺激性である
また、親水性と疎水性の中間の性質をあわせもっている
エッセンシャルオイルとも呼ばれ植物などから抽出される
陽イオン性(カチオン)
プラスに帯電した殺菌剤がマイナスに帯電した細菌に吸着して殺菌
非イオン性(ノニオン)
バイオフィルムに浸透して殺菌