歯周病予防には、それぞれの患者さんの口腔内や全身状態、生活習慣、性格に合ったOHI(口腔衛生指導)が必要です。本ページでは、明日からの診療に役立つ歯周病患者さんへのOHIのポイントを、サンスターがおすすめする予防の3ステップ「B・I・R」に沿ってご紹介します!
ハブラシだけでは、歯間部プラーク(歯垢)は約60%程度しか除去できません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、約79~85%にまで除去率がUPします。また、仕上げにはお口の隅々までいきわたる液体製剤の使用がおすすめです。このような予防歯科の最終形である3つのステップをサンスターではB・I・Rと呼んでいます。
ハブラシはかたさや毛丈だけでなく、毛先の加工によっても使用感がまるで違います。歯肉の炎症状態に合った毛先を選択し、効果的なブラッシングを目指しましょう。
歯周病患者さんへ
\おすすめの毛先加工/
1本の毛の先端を3本の細い毛に特殊加工したもの
毛先をそろえるためカットした際の角張った毛先をグラインダー(やすり)で削って丸く加工したもの
グラインダーで1本1本の先端を丸く先細にしたもの
歯間ブラシやデンタルフロスは使い方を間違えると、歯や歯肉を傷つけてしまうことも…。今回は正しく効果的に歯間ブラシを指導する際のポイントをご紹介します。
粘性がある液状ハミガキを歯間ブラシ等の補助剤として使う場面もあります
口腔内のすみずみまで薬用成分がいきわたる液体製剤の使用をおすすめします。積極的に歯肉をケアしたい患者さんの場合、殺菌剤配合の液体製剤が効果的。
※サンスター調べ
塩化セチルピリジニウム(CPC) | クロルヘキシジン(CHX) | イソプロピルメチルフェノール(IPMP) | 精油(チモール、I-メントール、サリチル酸メチル 等) |
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うがい薬やトローチなどにも使用されている | アナフィラキシーショックのリスクがあるため日本では口腔以外の粘膜への使用は禁忌 | 低刺激性である また、親水性と疎水性の中間の性質をあわせもっている |
エッセンシャルオイルとも呼ばれ植物などから抽出される |
陽イオン性(カチオン) プラスに帯電した殺菌剤がマイナスに帯電した細菌に吸着して殺菌 |
非イオン性(ノニオン) バイオフィルムに浸透して殺菌 |